仮想通貨についての事件がニュースやSNSで取り上げられていたり、
「仮想通貨は危険」という話を耳にしますよね。
仮想通貨ってどんな危険があるの?
事件や詐欺が出回っていて、仮想通貨は危険すぎる?
初心者でもわかりやすいように「仮想通貨の危険性とその対策」について解説します。
仮想通貨が危険と言われる結論
- 「資産が一気に無くなってしまう可能性があること」
- 相場変動が激しく危険、送金ミスやハッキングにより資産を失う危険性があります。しかし、扱い方次第では良い投資先ポートフォリオになるのも確かです。
仮想通貨とは?
仮想通貨とは、2009年頃に生まれたデジタル通貨です。
仮想通貨は、2009年10月に初めて仮想通貨と法定通貨(円やドルなど)の交換レートが提示され、広まっていきました。
法定通貨(円やドルなど)とは異なり、「デジタルデータのみ」存在し、特定の国家による発行がないという特徴があります。
また、手数料が安く、銀行を通さずスピード送金でき、少額から投資ができるなどといった特徴があります。
なぜ、人気のある仮想通貨が「危険」と言われることが多いのか、危険性とその対処法について解説していきます。
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2.仮想通貨に潜む危険性
- 価格変動が激しい
- ハッキングによる資金流出
仮想通貨に潜む危険性は、大きく分けて2つあります。
予知できるものから予知できないものまで、いろんな危険性が潜んでいます。
その仮想通貨に潜む2つの危険性を解説していきます。
1.価格変動が激しい
仮想通貨は、株などよりも価格変動が激しいという特徴があります。
ハイリスク・ハイリターンです。
仮想通貨の場合、株式のように上昇と下落の幅が決まってません。
暴落するときはとことん価格が下落するため、大きな損失が出る可能性があります。
価格下落の「予兆」を察知できていれば、藤原氏のような資産消滅の危機を回避できたのではないか。そう考える向きもあるだろうが、じつはそれはほぼ不可能。
というのも、ビットコインの価格には「根拠」がないので、どんな価格になるのかがまったく読めないからだ。
元日本銀行Fintechセンター長、京都大学公共政策大学院教授 岩下直行氏
「週刊現代2018年2月3日」
そこで予期せぬ価格の暴落が起こりうる事例を2つ紹介します。
1.政府が規制をかけることで起こる可能性
中国で2017年9月にICO(仮想通貨を集める形式の資金調達)を禁止し、ビットコイン(仮想通貨)取引所を実質的な閉鎖に追い込んだ事例があります。
これによって、「中国マネー」が入っていた一部の仮想通貨で大暴落が起こりました。
日本では、2017年4月に「仮想通貨法(改正資金決済法)」が制定され、法律的に仮想通貨が認められています。
しかし、国家の動きによる価格の予期せぬ変動がないとは言えません。
直近でもインド等が取引禁止にしています。(価格にはあまり影響はありませんでしたが。。)
2.価格操作されることで起こる可能性
数十万人の集団が嘘の情報を流す、もしくは実際に価格をつり上げるなどといった価格操作を行います。
この危険性としては、価格が上がったあとの暴落に巻き込まれる可能性があることです。
このような事件などをニュースや情報を耳にすることで、仮想通貨は危険と認知されていきます。
必ずしも起きるものではありませんが、認知しておく必要があります。
2.ハッキングによる資金流出
取引所へのハッキングで仮想通貨が流出するという危険性があります。
2018年1月26日に取引所がハッキングされた「コインチェック事件」がおきました。
日本の大手仮想通貨取引所の一つであるコインチェックから580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が流出し、被害者が26万人にも及びました。
しかも、たった20分ほどで580億円相当が流出してしまうという仮想通貨市場最大級の事件となってしましました。
ハッキングにより、取引所に登録されている個人情報が流出してしまうことで、口座情報が盗まれてしまうという状況です。
仮想通貨で注意すべき点と知っておくべきこと
- 詐欺にあう
- 税金がかかる
- 送金ミス
危険性に目を通して頂いたら、注意すべき点と知っておくべきことです。
自分自身で防げるように知識つけて、武装しましょう。
1.詐欺に遭う
仮想通貨に関する詐欺に巻き込まれてしまうと、資金を取られてしまう危険性があります。
実際にどんな詐欺があるのか、2つほど解説します。
1.ICO詐欺
ICO詐欺とは、「仮想通貨の新規の銘柄公開」を利用して、出資を募り、資金を集めるだけ集めて逃亡する詐欺です。
全て詐欺ではありませんが、ICOへの理解が少ない人への詐欺があるということは把握しておく必要があります。
2.フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、個人情報を盗まれてしまう詐欺です。
公式HPに酷似したページを作り、ログイン情報からハッキングすることで個人情報やお金が盗まれてしまいます。
公式URLに「.」を追加しただけのサイトなど、注意して閲覧しないと巻き込まれる可能性があります。
他にもマッチングアプリを使った詐欺にも仮想通貨の名称が使われたりして、
仮想通貨自体が、危険な印象を受けてしまいます。
2.税金がかかる
仮想通貨は、「雑所得」という扱いで、確定申告の際に他の所得と合計した金額に税が課せられます。
所得に対して最大課税率は約45%で、住民税が約10%課せられる場合、最大で55%の税金がかかります。
仮想通貨では、想像していなかった価格の高騰で利益が出た場合に、税金もその分かかります。
税金に関する知識を把握しておく必要があります。
3.送金ミスをする
仮想通貨では、不注意によって送金ミスをする可能性を十分に秘めています。
送金ミスをしてしまうと自分の所有していたコインが失われてしまう可能性があります。
仮想通貨は銀行とは異なり、中央の管理者がいないません。
もし間違ったアドレスに送信してしまっても、取り消すことができません。
そのため、宛先のアドレスの入力ミスには、充分注意する必要があります。
仮想通貨はブロックチェーンによって守られている
危険な話と注意点のお話したので、みなさま仮想通貨めっちゃ危険なものだと
思ってませんか?
大丈夫です。仮想通貨にも、安全性があるのです。
仮想通貨では、「ブロックチェーン」と呼ばれる技術を活用することで、安全性を保っています。
日本語では「分散型台帳技術」とも言われています。
ネットワークに繋がっている世界中のコンピュータで同じデータを保有し、
分散するさせる仕組みで記録・管理しています。分散管理がもたらす3つのメリット
- 1箇所のデータが損傷、消失しても、別の場所に同じデータが残っていることで修復ができる
- 1箇所のデータを改ざんされた場合でも、別の場所の情報と照らし合わせて、不正を発見できる
- 1箇所のコンピューターに障害が起きても、別のコンピューターが動き続けている
この仕組みでは、ブロックチェーン自体がハッキングされることやシステムが止まる可能性がほぼないと言えます。
仮想通貨のセキュリティ自体には、安全性があると言えるのです。
まぁ、色分けした最後のところだけ覚えておいてください。
さて、ここまできたら仮想通貨の取引所のお話です。
仮想通貨で安全な取引所を選ぶポイント
- 金融庁から正式な認可を受けているか
- 2段階認証を採用しているか
- マルチシグを導入しているか
- SSL暗号化信号を導入しているか
安全な取引所を選ぶためにはポイントがあります。
訳わからん取引所でハッキングされたらシャレになりませんからな。
金融庁から正式に認可を受けているか
問答無用、認可を受けているところです。
認可を受けている取引所は、国から信頼性で一定の基準をクリアしています。
金融庁からの役員審査、書面審査、訪問審査に合格し、認可登録済みの取引所となります。
2段階認証を採用しているか
2段階認証とは、口座にログインする際にパスワードの他に携帯電話などで本人確認することです。
ユーザーの口座のセキュリティを守るために必要不可欠になる機能と言えます。
面倒くさいと思いますが。わが子同然の自分の資産守るためです。必須です。。
マルチシグを導入しているか
マルチシグとは、仮想通貨を送金する際に複数の秘密鍵を使う技術です。
この辺は調べてきました。
秘密鍵を複数別々に管理をすることで、パスワードの盗難やハッキングが起きても盗難に遭う可能性を低くすることができます。(らしいです。)
SSL暗号化信号を導入しているか
これも調べてきました。
SSL暗号化信号とは、通信を暗号化するセキュリティテクノロジーです。
もし、送受信中に情報を見られたとしても暗号化していることでプライバシーが守られます。
URLを確認してみよう!SSLを導入しているページは、「https」で始まり、鍵マークが表示されています。
また、暗号資産を複数の取引所に分散する方法を取ることで、もしもの被害を避けられる可能性を高めます。
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安全に保管するために、コールドウォレットを採用してるか
コールドウォレットとは、インターネットに接続されていないオフラインの状態で仮想通貨を保存する方法です。
インターネットに接続されていないため、ハッキングのリスクがないので安全性が高いことが特徴です。
仮想通貨は、「コールドウォレット」を使うことで安全にを管理することができます。
一般的に個人が暗号資産を安全に管理する方法として、ハードウェアウォレットというものがあります。
コールドウォレットは、オフラインの専用の物体で管理するため、ハッキングの可能性はゼロです。
政府や金融機関による保証がない仮想通貨では、個人で資金管理の対策をすることが必要です。 注意コールドウォレット(ハードウォレット)自体を紛失、破損してしまうと元に戻らないリスクがあるので管理に気をつけましょう!
こういうものもある程度に覚えておいてください。
後々不安に駆られた時に検討してみてください。
まとめ
結論、仮想通貨には大きく5つの危険性(注意点)が潜んでいました。
大切なことは危険性を理解し、注意しながら対策を行うことです。
まずは投資初心者ならば、余裕のある資金で投資をし、少額投資でリスクを回避する。
儲けようが、損しようが、モチベーションによる投資はしない。
小額投資の目安は自分の資産の2%にしときましょう。
ボラティリティの激しい商品になるので十分に知識で武装し、楽しんでくだされ(´・ω・`)
ちなみにコインチェックは、コインチェック事件の後、(2018年4月から)マネックスグループの傘下で経営再建をはかり、現在は金融庁から認められた仮想通貨交換業者として、着実にユーザー数を伸ばしています。個人的見解では安全性バッチリです。
なので個人的おすすめはコインチェックです。
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